2009年1月10日土曜日

1/10 Today 「元祖エコロ」徳川綱吉が死ぬ(1709)

徳川綱吉 - Wikipedia: "徳川 綱吉(とくがわ つなよし、正保3年1月8日(1646年2月23日) - 宝永6年1月10日(1709年2月19日)、在職:延宝8年(1680年)-宝永6年(1709年)は江戸幕府の第5代将軍である。3代将軍家光の4男、幼名は徳松。"
いわゆる「犬公方」。今も昔も、思いこみの強い人間は困ったものである。

綱吉を再評価する動きもあるようだが、生類憐れみの令の「被害者」の立場からしたら、とてもそんなことは言えない:
生類憐れみの令 - Wikipedia"先述の通り生類憐れみの令は複数のお触れに及ぶが、その流れは以下の通り。

貞享4年(1687年)2月27日:魚鳥類食料禁止(鶏と亀と貝類も含む)
貞享4年(1687年)4月9日:病気の馬遺棄者が遠流に処される(武蔵国村民10人)
貞享4年(1687年)4月30日:持筒頭下役人が鳩に投石したため遠慮処分
貞享4年(1687年)6月26日:旗本の秋田采女季品(中奥小姓秋田淡路守季久の嫡男)が吹矢で燕を撃ったため、代理として同家家臣多々越甚大夫が死罪
元禄元年(1688年)2月1日:屋号の鶴屋および鶴の紋は禁止される
元禄元年(1688年)5月29日:旗本大類久高が法令違反を理由に処罰される
元禄元年(1688年)10月3日:鳥が巣を作った木を切り、武蔵国新羽村の村民が処罰される
元禄2年(1689年)2月27日:病馬を捨てたとして陪臣14名・農民25名が神津島へ流罪
元禄2年(1689年)10月4日:評定所の前で犬が争い、死んだため旗本坂井政直が閉門
元禄4年(1691年)10月24日:犬・猫・鼠に芸を覚えさせて見世物にすることを禁止
元禄8年(1695年)5月23日:大久保・四谷に犬小屋がつくられる。住民は強制的に立ち退き
元禄8年(1695年)10月16日:法令違反として大阪与力はじめ11人が切腹。子は流罪
元禄8年(1695年)10月29日:元禄の大飢饉(1995~96)のさなか中野の犬小屋が完成。16万坪。犬の食費は年間9万8千両。住民は強制的に立ち退き。
元禄9年(1696年)8月6日:犬殺しを密告したものに賞金30両と布告。
元禄13年(1700年)7月24日:活魚の売買禁止"

現在の思いこみの強いエコ運動や食育運動にも似ている。ニッポンでは「エコ・バブル」がいま膨張中であるように見える。でも、このバブルには(消費しないことこそいちばんのエコである以上)景気の刺激効果は期待できない。バブルには必ず終わりがある。

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